前回、右フロントフェンダーの板金を始め、深い沼を感じつつ、次に進む。
板金の続き
板金するにも卵の殻のようにパリパリと剥がれる塗装がついたままでは平らになっているか分からない為、劣化した塗装をはぐことにした。
ぶつぶつがいっぱいついてます。電動ドリルにブラシを着けて剥いだけども、塗装がしっかりしているところは剥げづらく、鉄板を痛めそうなのでそこそこに、剥いだところ。
裏側から適当に叩いて押し出した結果、ボコボコに、、、、。
サンプル(まともそうな)との比較
叩きだし過ぎたのか、ウインカー浮いてしまった、、、。半日も叩き続けて何がなんだか分からない。
失敗しても良いように、と思ってヤフオクで落としたフェンダーを見る。裏側の錆が酷い、、、。
うーむ、ウインカーの部分はしっかりとエッジが効いているし、ちゃんと収まってますな。
少しに気になった事として、、、先日海の中道の旧車博物館でスバル360を数台見比べた際、ライトリムとウインカー基部のへこみまでのエッジは微妙に形状が違うように感じた。
プレスラインが強そうなものから丸みを帯びたものまで、、、前期はともかく、中期から後期にかけてはウインカー形状も異なるし、ひょっとしてフェンダーも仕様が違うのかな?と思った。
ともあれ、入手したフェンダーは再塗装されていて、パテも結構盛られるのでますます判らないが、、、、プレスラインが効いているほうが綺麗で工業製品らしいものの、丸美を帯びているのもまた良い。結局好きなようにしたらいいのではないか?
作った当初でも外装は微妙に差が出るのではなかろうか、、、、と考えること1時間
形を整える。
ウインカーをあてがって、ラインを出していくところを決める。
板金セットに付属していた丸い当て金で抑えつつ、裏からハンマーでコツコツ叩く。最初はガンガンと強く叩いていたが、0.6mm厚の鉄板のため、容易に変形してしまう為、コツコツ叩くようにした。
裏から強く叩くと、下図の丸枠のようにハンマーの端部がボツボツと出てきてしまうので、裏に当て金を当てて、表から叩いて慣らしていく。
半日かけて慣らしたところ。3時間ぐらい無言で叩き続けてた。だいたい面が慣らせたかな?
遠目に見れば違和感ないけど、よく見れば叩きすぎたせいでところどころに細かいキズ、亀裂が入っている。特にエッジのアール部分は金属疲労じゃないかな、、、。
サンプルほどではないけど、ウインカーはなんとか収まった。
ライトカバーと合わせてみるが、、、カバーのフチとウインカーが近くなっているように見える、、、。
ライト周り取り外し
サビサビのライト。サンドブラストして、、、ってこんなのばっかりだとたいへんだな、、、。
ライトを外したところ。調整用のネジがついている。
錆びたネジ外しは大変。だいぶん前に買っていたラスペネを使用しました。スルっとはいかないが、スムーズに作業ができる。
サビたネジは3歩進んで2歩下がるが如し、緩めては戻しを繰り返して1歩ずつ外すわけですが、サビサビのねじは戻す際に剥がれた錆のカスがジャリっとネジ山に喰い込んで作業の邪魔をします。(あんまグリグリしているとネジ山が削れてなくなってることも、、、)昔は5-56を使ってましたが、垂れやすくて乾きやすく、サビが浮いても滑りが悪く、戻す際にも慎重にしないといけませんでした。ラスペネはサビに浸透し、油の保持も良い為戻しの際もスムーズです。油断は禁物ですが、、、
進めるほうは?、、、状態によるんじゃないすかね(適当)
ライト基部のマルイネジはナメやすいので、インパクトドライバ(電動ドリルでは無い)でゴツゴツ叩きながら使用。
なんとかギリギリのところで取れた。プラスネジ、いやネジ全般が嫌い。
サイドマーカー取り外し
右サイドマーカーの状態はこんな感じで、ゴムは劣化している。気にするほどでも無い程度
裏側 ここはするりと外れました。
サイドマーカを摘出
フェンダーミラー取り外し
右のフェンダーミラーには鏡が入っていない。ガレージ内で車両移動(手押し)中に落ちて割れました。
ベースのゴムは割れてます。
剥がれて四散しそうだったので、フェンダーに張り付いているゴムを慎重に? とおもって使ってみたけど、普通に取れました。
取り外したところ。
このゴムどうしようかな、、、
後で考えることにして、部品をなくさないよう、箇所毎にまとめておく。
長いので、、、続く(12/11記)