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ガンカメラ作り DVR F9類似品

病院から週末に1泊2日で外泊許可が出たので自宅へ。

安物ウエアラブルカメラをエアガン用ガンカメラに改造しました。

外泊1日目(午後)改造、2日目にテスト射撃

カメラの選定

画質と使い勝手ではハンディカム等のビデオカメラで光学8倍ズーム程度が画角もちょう度良さそうだし、画像も鮮明。ただ、ビデオカメラはでかい。

画質と性能を落とし、サイズと見た目重視でスコープマウントの30mm径に収まる砲弾型ウエアラブルカメラに拘った。

望遠での撮影をしたく、レンズ交換を行いたい。

Panasonic(A1Hなど)は高い。失敗時のダメージを抑える為、AliExpressで安い中華ウエアラブルカメラを5,000円で購入した。

メーカー不詳。本体にSPORT DV と書いてるが、Mini F9のコピーなのか、中のアプリが違うもよう。ググってMiniF9の設定とかやってみたが効かない。

 

1080p30fps 720p60fps H.264AVI

手ブレ補正無し。Wifi無しの安物。

ただ、録画したデータは運良くiPad(mini2)ではSDカードリーダーで読み込み、直接画像を確認する事が出来た。フィールドでの休憩等での確認には良さそう。※SJCAM M10(H.264 MP4,MOV)は出来なかった。

構想

ガンカメラにするにあたり、遠距離での着弾を確認したいので、元々のレンズM12 f=2.8mmを望遠レンズに交換する。

ネット上の先人を参考に真似してf=35mmのボードレンズを装着することにした。

数値の見かけ上?標準の12倍程度となるが元々ついてるのが広角120度(0.5〜0.7倍?)だったりするので体感では、12*0.7=8〜9倍に収まるか?どの程度が良いかは不明。とりあえずやってみて撮影し、具合を見よう。

分解

到着したカメラの動作確認。

  • 前ボタン 1回押し 電源ONバイブ3回
  • 前ボタン 長押し   電源OFFバイブ1回
  • 後ボタン 1回押し 録画開始バイブ3回
  • 後ボタン 長押し 録画停止バイブ1回

正常に動作する事を確認し、バラす。前部のレンズカバーをまわしてはずし、内部カバーのネジ2本を外した。

後部のSDカードスロットと設定ボタン部を後ろへ抜いた。

裏返して、カメラの上部スイッチの基盤を剥ぎ、カメラセンサー部の配線を抜く。

レンズ外し

カメラセンサー部のレンズを確認。パテっぽいネジどめがされていたのでカッターで慎重に除去し、ドライヤーをあてて温めるのを繰り返してネジが廻った。

レンズをはずしたところ、奥にセンサーが見える。

センサーを基盤へ繋ぎ返す。

基盤上のコネクタ両側の黒いロック部を解除して差し込んでロックする。

レンズのスペック確認

取付するレンズのスペックを確認。バックフォーカス(BACK FOCAL LENGTH)が18.9mm

AliExpressから

センサーのベースが高さ約10mmで嵩上げが必要。高さ6mmのエクステンションを2個使用する事にした。

センサー部の固定

分解して気付いたが、センサーは本体にネジどめされておらず、内部のカバーではめ込み固定されているだけ。

レンズを後から交換しやすいようにネジで固定した。

ネジは適当なのがなかったので内部カバーについてたものを使用した。エクステンションリングを1個追加し、ネジどめ材を塗布。もう一個追加し、ビニールテープを巻いて固定。

組み込み

本体を後ろからケースへ入れる。

前側カバーをガラス無しでつけ直したところ。エクステンション2個目が前面に見える。

このままレンズを着けると首の部分がスカスカで弱い為、使えるものを見繕う。たまたま間違って購入したCマウントレンズ用のマクロリングを2個を間にハメ込み固定し、補強。

首周りを固定&ピント合わせの固定にちょうど良い。ネジ同士のテンションで突っ張り棒の要領で固定できる。

レンズカバー

SJCAM M10用のレンズカバーの内側のゴムを剥ぐとレンズの直径(25mm)に近い。

内側のゴムを剥ぐ(何故か容易に剥げる)

レンズ側にビニールテープを1周巻くとちょうど良い太さになる。

レンズカバーをつけたところ

フラッシュライトっぽくなったかな?

エアガンに装着

タボールのサイドレールにスコープマウントで装着してみた。うん、なかなかいいね。

とりあえず、庭に的を設置

近過ぎるが、とりあえず5〜6mの距離からピントを合わせつつ射撃してみる。

タボールでこんな感じ。後ろの松葉杖が痛々しいかなw

ピントの調整

購入した際、ピント合わせを行うのにWebカメラとして認識できればと儚い期待をしていたが、そんな機能はついていない!撮ってはPCに接続して見て確認を繰り返して調整した。

こんな感じでピントが合わない、、、

合わせ方?

1. バックフォーカル(このレンズは18.9mm)からおよそのネジ込み量を推測して合わせる。→今回2個のエクステンションでセンサーからは21mmで、ネジ込み量は約3〜6mm

2. エクステンションでだいたい合わせたらネジ込みできるとこまで入れる。

3. 動画を撮りながら、1回転ずつゆっくりネジを戻しつつ「1回、2回、3回、、」と声を出しながら記録。

4.  iPadへSDカードリーダで接続し、読み込み再生。記録した画像と音声から戻し回転量を数えて最もピントが合った回転数を判別。

5. ピントが合った回数に合わせ、動画を撮りながらゆっくり1/4回転ずつネジを戻しつつ、声を出して回す。

以上を繰り返してだいたいピントが合った。

後でレンズを接近戦用とかで25mmM12にするかもしれないので回転数をメモしておこう、、、今回はベース長21mmへのレンズ最ネジ込みから2.25回転でした。

慣れればフィールドのレンジでipadで確認しつつ調整できるかも。

テスト撮影

ようやくピントが合ったので射撃を行います。

だいたいピントが合ってるかな?

距離5〜6m 的A3縦。カメラが斜めに取付けしてたみたいで画像が斜めになっている。コントラストが低く、画像も不鮮明。レンズ安物だしこんなもんかな。

うーむ、まだまだ調整が必要!サバゲーでの交戦距離20〜40mで合わせたほうがいいんだろうけど。

そんなこんなで外泊も時間切れw病院へと戻りました。入院生活はツライ。

次はもっと遠距離でテストしたい。

材料

安物カメラ

  1. F9のパクリ?     約5,000円
  2. MicroSD32GB    約2,000円
  3. レンズM12_35mm  約3,000円
  4. エクステンション(10個) 約1,000円
  5. Cマウント用リング(5個) 約1,000円
  6. レンズカバー M10用  約1,000円
  7. スコープマウント   約2,000円

合計 ざっくり15,000円

中華通販で安く抑えたものの、合計すると結構掛かる。実験としてはまあいいか。ガンカメラとしては安価かな。

3/19 後日再度撮影

夕方の撮影。ベージュ色の弾を黒い的へ撃っている為、はっきりと弾道が見える。

安物のため、コントラストが弱い。手ぶれ補正がないので見づらい(次世代で打つとブレまくる)

不満はあるものの、筐体はメタルのため、強度は十分。違和感も少ない。

バレルマウントでフラッシュライト風味に

見た目は良いのでとりあえずのレベルであればこれで十分かな。

しばらくエアガンの調整と射撃を楽しもう。

遠距離(約30m)での見え方

2017/3/26 追記

約30メートルでの射撃を撮影しました。 弾道がよく見える。

手前側でピンボケしており、的に向かうにつれピントが合うのが面白い。

コントラストが低すぎてみづらいな。

テスト1

0

テスト2

 

テスト3 なんどやっても一緒、、、。

コントラストが低すぎて暗い、、、これじゃ判別が難しいね。

弾道の見え方を確認するため、弾をバラしながら撃ったけど。手ぶれがキツイな。時間のある時にソフトとかで修正できればいいのかな~。

ともかく、画質が悪すぎてダメだなコレ

後日改良

通常のCMOSセンサーはIRカットフィルターがついた状態で撮影される仕組みらしく、フィルターは必須の模様、無いと色味が赤っぽくなるそうな、、、まさにこれかと。

んで、レンズにIRカットフィルターを装着。直径9mmのタイプね。AliExpressで一枚270円くらいのを10個頼んだ。取り付けが難しく、失敗で3枚割りました。

これで画像の質が少しでもアップしてくれるかな?

他のガンカメラとの比較はこちら →ガンカメラ比較の射撃動画

以上

 

 

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