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PEQ-15型ガンカメラ 加工メモ① 本体加工と再利用するパーツなど

PEQ15型ガンカメラはUSBケーブルなどが無く、気にせずぶん回せる。

見た目が気に入っているだけでなく、ボタンが大きくて使いやすいのでサバゲー動画の撮影ではメイン機として使用してます。

佐賀のフィールドでお会いするT氏よりPEQ15型ガンカメラの製作依頼があり、作製することになりました^^)

使用するPEQ15はFMA製AN/PEQ15の黒です。

並行して改良を行いつつ、良いものができるといいなぁ!

作るのと合わせて今回は本体の加工箇所について説明します。

本体の分解

FMAのPEQ15を分解していきます。

上面後部のセレクターを外し、フロントパネルを外してライトの配線を切断

分解は分解用ツールを利用

ライトの基部を分解根っこをつかんでライトカバーを外す。

ライトの基部は治具を万力に固定し、基部をドライヤーで炙りながら、バイスグリップで掴んで回すと取れる。

ヒートガンで炙るときは距離を離して炙らないと、本体のプラスチックが融け始めてしまうので炙りすぎに要注意

外れるとこんな感じ。ライトの基部はネジ山に瞬間接着剤が流し込まれており、これが結構固い。

ライト本体は使わないのでどっかに保管

本体のネジ3か所を抜いて分解

バッテリーボックスの金具を外して、配線をハンダで融かして取り除く

リモート用ジャックをひん剥いて

基盤のネジ2本を外す

ホットボンドを剥きながら内部ユニットを抜きます。

赤枠の部品は組み込み時に使用するので取っておく。

また、拡張電源用のマイナス側端子として既存のスプリングを使用するので、これも外します。

ホットボンドを除去してハンダ付けされた箇所を融かして配線を外す。ホットボンドをこそぎ落とすのが面倒臭い。

なんとか取れました。

レーザーモジュール調整用のナットを外す。これも使用する。

左側のダミーの調整用ネジも外す。これも再使用するのでEリングを無くさないように注意が必要

 

外す箇所は3か所 このネジたちは後で取付位置を変えて再利用します。

本体の加工

一通り分解したところでレーザー部の台座を除去します。

赤線部分に筆でラッカーシンナーを染みこませる。

しばらく置いて少しずつ乾かないように染みこませるとやや緩くなる。塗りすぎると本体を傷めるので様子を見ながら慎重に

台座の隙間にカッターや小さなマイナスドライバーで隙間を広げ、さらにシンナーを染みこませていく。

だいぶ染みこんだところで、慎重にラジオペンチで挟んで一気にはがします。

本体側のバリを削っておきます。

仮組みと上部カバーのすり合わせ

3Dプリンタで出力した部品を仮組します。

前回と構成や設計は変えておらず、前回すり合わせした結果を設計に反映しています。

これまで設計→組込→擦り合わせ→再設計を繰り返したので、ほぼ綺麗に収まるようになった。

他の部品も含めて仮組し、干渉するとろがないか確認していく。

一部本体側のバリ取りが足りなかったので修正上側のパーツで上下左右の方向が決まるので全体でしっかりとすり合わせが必要でした。

ガンカメラを真っすぐ向けるために、前面パネルと左右のネジ固定箇所と後端のセレクター部分は干渉が無いようにしておくのが大事

組込み型にして作業は安定するが、後から調整というのは難しい。

センサーホルダーも仮組してケースに対して垂直水平左右が真っすぐになってるか良く確認します。

ケース下側をはめて隙間ができないか確認

少し前面パネルがきつかったので部品側を削り込んで調整

微妙な場所が案外干渉したりします。

取付用のネジ(赤枠部)は多用途接着剤で固定、下部カバーにもバリがあり、修正。

下部カバーとレイルマウント部の加工

一旦レイルマウント部を取り外します。

まずは取付基部のネジを多用途接着剤で固定

組み上げた後にここのナットが外れると再度の取付が相当面倒なことになるので、しっかりと固定してく。

ほか、FMAのPEQ15は取付時のレイル寸法が21mm向けで、リアルサイズ(20mm程度)のレイルでは締め込み切れないので工夫する。

レイルのロック部が干渉する箇所(下図の矢印部)を0.5~1mmほど削り込んでおく

取付の際に外円部を削ってサイズ調整したM4ワッシャーを2枚ほどかませばしっかりと締め込みできるようになります。

ナット部の外周がガイドに干渉していたのでガイド側も少しだけ削る。

ナットは新品状態では渋いのである程度本体ボルトと回転させてなじませた後、赤グリスを内部に塗っておけば指先でも回るくらいスムーズになります^^)

スムーズに回せるようになったか良く確認しておき、はみ出てきた余分なグリスは良く拭き取っておく。

手で回せるようになると、フィールドでもサッと取付けできるのでかなり便利^^)

マウント取付部のネジはフレームとバッテリーに干渉するので、0.5mmほど削っておきます。

この辺は使い込んでから分かったことで、改修を重ねていきます。

長くなったので今回は分解まで

↓へ続きます。

PEQ-15型ガンカメラ 加工メモ② Runcam2加工箇所と本体の穴空けなど

 

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