前回までに電源、スイッチ類やマイクまで、各部品の配置を行いました。
今回その部品の配線を結合し、セレクターを用いて機能切り替えを行えるようにしました。
使用するセレクターの部品
PEQ15のレプリカではセレクターの位置は表示されている位置とは微妙にずれ、表示通りには回転しません。
以前ドローン用カメラで作成した際はPEQ15レプリカについていたスイッチを使用しましたが、回転するポジションが8か所のロータリー式スイッチだったからです。
表示のポジションを調べると、各位置36度だったので10ポジションであれば表示通りの位置で回転させられると思い、、、
DIPスイッチを使用することにしました。
切替スイッチ 2進化10進数 のロータリーコーディングスイッチ 1個
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ただ、2進化10進数のこのDIPスイッチは4極の接続端子を持ち、それぞれが下記のパターンで接続されます。
なので、これに各配線の機能を持たせることにしました。
で、実際の操作はこんな感じで行います。※Pwr=メインです。
メインスイッチが有効の後にWifiが有効になり、その後、拡張バッテリーが有効になるという順番です。
Wifiを別にしたのは誤操作防止の観点からそのようにしています。
※後に配列を変更しました。
本体にこのセレクターを取り付けるとこんな感じです。
右から1,2,4端子となっており、手前側の黒はコモン端子になっています。
1.青・・・・Wifiスイッチから
2.黒・・・・外部電池から
4.白・・・・メインスイッチから
コモン・・・電源モジュールのグランド→基盤のグランドに接続
配線カバー
配線とまとめるのと、メインスイッチ、ロータリースイッチを固定する為にカバーを作成し、取り付けました。
ねじでしっかり止めます。
バッテリーと接続取り回しをやり直して、バッテリーと本体と合わせてネジで固定
プラス側にハンダ付けします。電池が通るときに干渉しないように向きに注意して取付
センサーの取付
センサーとレンズを準備します。
使用するのはM12規格の25mmレンズです。センサー部は耳を削り落としてます。
延長ケーブルを取り付けた状態で動作確認
なんどか正しく動作しました(^_^;)
リモートスイッチ
ついでにリモートスイッチが使えるようにしました。
これはメインスイッチに接続し、リモートスイッチでON/OFFと録画が開始できます。
とはいえ、頻繁録画のON/OFFをするわけではないので別に要らないです。
尚、一度Wifiのボタンに割り当てようとも考えたことがありますが、リモートがないとWifiが使えないのも面倒なので、Wifiボタンは本体側に割りあててます。
まずセンサーを取付 後ろ側から差し込みます。
サイズ感を修正する為、前面パネルを作り直しました。
レンズを取付て、回り止めのロックリングで固定します。
延長ケーブルの処理はこんな感じにしました。
本体の固定
写真をとってませんでしが、本体にはレプリカで使っていたネジを用いて固定しました。
カバーを取付ます。
セレクターはこんな感じに
取付してみるとなかなか良い感じに収まりました。
データ取り出しやピント調整に前面パネルを取り外す必要はありますが、レンズはガッチり固定されており、使い勝手は悪くなさそうです。
ピント合わせ家の中で6mほど離れた場所から鏡に映った自分めがけてピント合わせを行いました。
外部バッテリーを装着するとこんな感じに^^)いやあ実に良い。
8/30に早速このPEQ15型ガンカメラを実戦投入しました。
本カメラの機能面も説明してます。
その後、、、
動画でも触れていましたが、一日使っただけで変形してしまいました。材質的にPLAは熱に弱いのが原因ですね。
外部バッテリーは容量が減ってくると、電圧が下がるほど昇圧する電源モジュールに負荷が掛かり、熱を発生するようです。
2.6V付近で給電を停止しますが、ギリギリまで使ってたのでこのような結果に、、、
というわけで、ABSで作り直すことにしました(^_^;)
一旦PLA編はここで終わり。作り直すことにはなりましたが、自分の中ではRuncam2を用いがPEQ15型の基本形はほぼ完成です。
また続く、、、↓
以上(2021年5月記録)