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S&T タボールのメンテとセクターチップ自作

コロナによる緊急事態宣言中の作業。

以前、UMPで使い損ねたZCレオパルドのハイスピードハイトルクモーターを何か手持ちの電動ガンに組み込みたいな?っと考え始める。

だって、せっかく買ったんだもんね!ピニオンギヤがマルイのベベルと相性が悪く、かかりが浅い。

むしと海外ギアには合うんじゃないか?と思った(*´ー`)

そこで海外の強化ギア仕様のタボールに搭載し、ついでにメンテナンスしようと思い経ちました。

最後にメンテしたのは1年と3か月前。時間が経つのは早いなぁ

S&T タボールのメンテ④ M4用ドラム式メタルチャンバーへの交換、初速調整

以前のサイクルは17発程度、ギヤはそのままで、ハイスピードハイトルクモーターに変えることで、若干サイクルが上がればよいかな?

という感じのメンテナンスガワを分解したところ。タボールはトリガーからメカボまでのロッドを外さないといけないのでアッパーから分解しないといけないので面倒臭い。

ロッド前方ガワのイモネジを緩めてトリガーとの連動を解除してメカボを取り出したところ。

分解した部品達

メカボをばらす。あんまり使ってないのでたいして汚れていない。というか、スパーギヤにグリス塗りすぎですね。サイクルが上がらないわけだ。

 

ピスクラ

使用していたピストンはギヤが削った後が多数。う~む。イナズマモーターって18:1でピスクラしないはずだが、弾詰まりかセミ連打でタイミングずれが発生したかな?

今回トルクの強いモーターを乗っけるので耐久性重視でメタルティースピストン(SHSの安いやつ)へ変更。

元々ついていたピストンヘッドは後方吸気型だったが、ガタが多かったのでヘッドを交換しよう、と思ったが手元に在庫なし。

ピスクラしたマルイ純正のピストンのヘッドを再利用する。下図は面取りカッターのドリルで削っているところ。

Oリングも交換。こればっかり使っている。

メカボを洗浄してきたところ。タッパに部品を入れ、ジョイなどの食器用洗剤で泡立てつつ、ハミガキ粉でゴシゴシと落としました。

モーターがハイスピードタイプなので、おそらく、サイクルが上がるだろうから、ピスクラのリスク軽減のため、セクターギアの引き始めを一枚カットしました。

トルクのあるモータなので、きっとリニアに回してくれることを期待

ベベルへモーターを合わせてモーターの位置を合わせ、シム調整をする。ZCレオパルドのラベルが熱で消えているw

モーターを合わせてガタつきが適度か確認。モーターとのあたりはともかく、軸がずいぶん空いてんな~

だいたいシム調整が終わって配置をイメージしているところ。グリス多すぎ、、、

 

タペットが折れる

メカボに組み込んで試射していたが、逆転防止ラッチ解除後に動作がおかしくなったので再度メカボを開けた。

た、タペットの羽根が折れている!

これは、、逆転防止ラッチを解除した際に、セクターギアのガイドピンが羽根後方に回り込んでいる可能性大!

そういえば、試射中はオーバーラン状態になっていて、プリコック寸前まで回っていたな、、、。

通常メカボを分解する時はピストンを細長いドライバーで奥まで押して、ピストンとラックを解放するがラッチ解除ボタンがあるタボールでは勢いよく戻ってたしなぁ。

 

ラッチ解除時の羽根破損を防止するためにセクターチップを取り付けることにした。

折れたタペットプレートを材料として再利用します。

セクターギアの軸とタペットを押すピン位置とだいたい同じピッチで小さめに穴空け。

穴位置がだいたい合ったら削り込んでセクターチップを作っていきます。

セクタチップといってもノズルの解放時間を延ばすためでもなんでもないので、適当なオリジナル形状です。

穴を削りつつ、ハメ込みました。

不要な部分を削り込む。受け側の羽根もスムーズに動くように緩い形状へ加工

だいたい出来上がったところ 解放状態

セクターのかかり始めでタペットプレートが後退

もっとも後退したところ

少しだけもっとも後退したところが続き

ゆっくりとチャンバーへ前進

タペットが完全に前進したところ

解放寸前の状態

とまあ、こんな感じで大丈夫かな~。これならタペットの羽根を通り越して折らずに逆回転できるだろう。

 

AOE調整

セクターの歯がピストンの歯に当たる際の衝撃を緩和およびノイズ軽減のため、歯の接触開始時の角度を調整する。

今回調整はシリンダーヘッド側で行うことにしてみました。

使用したのはホームセンターに撃っている止水栓の適当なサイズ。厚みはだいたい1mm程度

シリンダーヘッドのゴム表面をジョイなどで洗った後に乾燥させて、ゴム系接着剤で接着。わきからはみ出てます。

こんな感じの角度になりました。

グリスをつけすぎていたのでいくらか筆で取り除いて組み込みしたところ。

後方からピストンスプリングを交換できるのと、トリガーもないので組付けは楽。

 

試射

7.4VLipoバッテリーでの計測して、サイクルが上がった!が、期待したほどではなかった。

「ハイスピートハイトルクモーター」と言っても、そこまでハイサイクルでもないのかな?EG-30000のほうが早いかな?

が、セミの切れは少し良くなった。メンテ前は秒間5月弱だったので、いい感じかも!

まだ、サバゲーに使ってないので、弾道はなんとも。他の銃に埋もれてほとんど使う機会がない。

2020年5月末記録

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