前回チャンバーをメタルに交換したところ
初速が少し下がったので、スプリングがヘタって来ているんだろうな、、と思い気になる点を含めて再整備、改修することにしました。
今回の改修の目的
- ノズルを定位置にしたい
- セミ切れの向上
- できればギヤノイズの低下
ノズルの挙動(改修前)
射撃後の「カクッ」という音が気になっていたが、動画でその状態を確認する。
セミオート後に停止位置が前後しており、動作が安定していない。
メカボをばらす。ver3はUMPの分解、破壊でだいぶ慣れてきました。
一通り中性洗剤と歯磨きで洗ったところ。
ピストンが派手だな、、。このAKはセミがメインなので別に肉抜きされたピストンを使う必要はないような気がしてきたが、まあいいや。
HC用ベベルとラッチ
カックン対策にハイサイクル用ベベルを使用する。ラッチの数がギヤと同数でカックンしようがない。
置いてみたところ。
ハイサイクル用ベベルはハイサイクル用ラッチを使わないとラッチに食い込んでロックしてしまうらしい。
グリスの変更
以前から使ってみたかったG.A.WのGグリースを使用してみる。
ギヤ、ピストンレールにシール部まで使えるんだそうで、全ての摺動部に塗ることにしました。
筆で塗ったあと、指突っ込んで慣らしました。
ピストンに使用した場合、摩擦熱によりグリスが被膜を形成し、更に気密と摺動性が向上し、初速が上がってしまうのだそうです。
その辺は様子を見ながら使ってみよう。
ピストンヘッドを再度組み上げてノズルシールにもGグリースを塗布し、ピストン組み込む。
ノズルの先を指で押さえると気圧でびくともしない(きつ過ぎ?)。
指を離すとスコン!と落ちました。シリコンだと「ぬぬぬぬっ」て感じで落ちてた(多分塗りすぎ)けど、Gグリースは良く滑る気がした。
ギヤにも多めに塗りました。
バネはとりあえずM100相当を使用する。
PicoAABの組み込み
んで、停止位置の安定化に アクティブブレーキのついたPicoAABを組み込むことにした。
信号線をスイッチ接点部に持ってくる。
PicoAABをメカボに組み込んだところ。
信号線をスイッチからPicoAABへ接続。
モーター配線はジュンフロン1.25sqに変更し、熱収縮チューブでひとまとめにしてPicoAABへ接続した。
レシーバに収めてバッテリーへ接続できるようにしたところ。ジュンフロン1.25sqから途中で14AWGのコードに変更している。
後から思ったが、ストック内は14AWGだけでも良かったかな。
ノズルの挙動(改修後)
改修後はこんな感じ
- ノズル・・・・・・発射後は必ず後退位置で止まるようになり、カックンもなし。アクティブブレーキって素晴らしいな!
- セミ切れ・・・・・配線交換によりちょこっと良くなった。PicoAABによりオーバーランしなくなったのでスッキリした味わい。気持ちいいい!
- ギヤノイズ・・・・ベベルの音が気になるが、くぐもった音は無く、ヴぃ!て感じ(適当) 静かというより質が変わったような、、、。
スペック測定
乾いた音が減って電動インパクトドライバーみたいな音になりました。
初速は最大(HOP開放)でこんな感じ。バッテリーはLipo7.4(8.2V)2200mah(OptionNo1)でフルセミを計測
左は フル充電時の最大サイクル18程度 右は指連打セミオート時秒間5発程度で無難なとこかな、、、。
撃ってみて気づいたが、前述の1.ノズルが後退位置に停止するようになった為、初弾から弾が出て、一発目の空撃ちは無い。これはデカい!PicoAAB有難う!
屋外での試射
後日、試射してきました。
撮影はHX-A1H50mm5MPのガンカメラを使用。
若干下向きにつけてしまったようで、弾道が見えづらい。また、WBをマニュアルにして、EV値を-2に下げ過ぎた為、色がおかしい。
弾道については、、、あんま良くない。元のチャンバーのほうが素直だったような気がする。
初速の再調整
Gグリースの効果のせいか、500発程度?撃ったあたりから徐々に初速が上がってきた、、、。すごいなGグリース。
フィールドのレギュレーションに引っかかるのでその後バネをM90相当+スペーサー2枚に変更。
さらにその後も初速が上がり続け、、、結局このスペーサーも外して落ち着きました。※ベアリングスプリングガイドは使用
後、もうちょっと重いピストンのほうがいいような気がするが、今回はこの辺にしといて実戦でキレを楽しめればいいかな?
以上(2019/3/23記)