前回はチャンバーを交換しました。
今回は初速が低く、ホップのかけ具合に対して初速変動が大きいため、内部を見てメンテナンスすることにしました。
メカボックス分解
初速が不満なので、メカボもばらすことにしました。分解はICSのYoutube動画を参考にしました。
グリスはべったりというわけではなく、丁寧に盛られています。
セレクターの軸になる部分のネジ穴のバリがピストンレール部まで飛び出ていましたのでヤスリで削って修正しました。
ピストンの2段目が欠けていました。乗り上げている模様です。
軸受けが焼けていました。シムがきつかったようです。改めてシム調整を行います。
シリンダーとピストンの気密は勢いをつけてそこそこといった感じで、微妙でした。
分解洗浄後、いろいろ組み合わせて調整しました。
バネを交換します。PDIの100%スプリングというものです。ノーマルで概ね90m/sが出る模様。
初速アップのため、ヘッドにスペーサーを1枚入れました。
スプリングガイド側にベアリング付きガイドを使用、都合9mm程度かさ上げすることとなった。さらにピストンヘッドを交換し、気密を上げます。
ノズルの長さを確認したところ、標準のAKより短く、チャンバーへの当たりが少ない模様。
ノギスで測ります。デフォが18.05mmで、AK標準互換のノズルが19.74mmでした。
シリンダーヘッドも固定が甘かったのでアルミのものに変更、更にシーリングノズルへ変更しました。
いろいろ替えて再計測。規制値を超えるかな?と思ったけどぎりぎり一杯に、、、。気密が十分でないのかな?
ホップを強くすると、初速が80m/s程度まで下がってしまう為、チャンバーがバネ固定なのがいけないのかと思い、アルミ板でメカボ先端に固定。
ホップ最大でこのくらいになった。変動が大きいように思うが、まあ、良しとしよう。
中ホップ(おそらく適正)でこのくらい。チャンバーをメカボに固定したのが良かったのか、安定したいい感じ。
調整後
発砲音が「ミチッ」とした音に変化した。89式の発砲音に似てるかな?
そういえば89式のチャンバーはガチガチだったし、MP44もメカボにチャンバー固定したら初速が安定していた。
パッキンに負担がかかるのかもしれないが、チャンバーの固定はノズルの当たり具合と合わせて調整には良いのかもしれないな、確証ないけど。