これまで AnyCubicの光造形3Dプリンタ を使ってて、もうちょっと大きいものも作りたい。
Photon Mono X 4Kを物色していたものの、プラットフォームを照射する液晶面の保護カバーが無い。
以前、保護フィルムが無いPhoton Mono(2K) をレジンの液漏れで液晶面をダメにしてしまったことがあり、液晶交換(2万くらいした)後に大き目の保護フィルムを貼ったりしたことがある。
画像は液晶フィルムの交換を行う所

細かい性能はともかく、安いものではないので標準で保護フィルムがついていてほしい。と思ってPhoton Mono X 4Kは却下
上位モデルのPhoton Mono 6Kは液晶面の保護カバーがあり、解像度も必要充分!

衝動買い
だが、10万は高い、、、。中国から送ったほうが安いかと思ったら、全然そんなことは無く、送料ほか関税の関係でAmazonのほうが断然安い。
そんな折、タイムセールとクーポンが重なって7万ぐらいで買えるようになったので購入しました。
LCDスクリーンも9.25インチで少しだけ大きいしね!

到着したものがこれ

ゴツイ!一瞬「こんなものを買ってよかったのだろうか?」と思いました。

付属品をいろいろばらしてPhoton Monoと比べてみるとデカい!

プラットフォームは格子模様でサンドブラストされた面が並び、喰いつきが良い感じ!

レジンバットは大きく、深さはPhotonとほぼ同じ。大きさの割に浅いなぁという印象。これは構造上仕方がないのかな?

電源アダプターです。机の配線置き場に置くので自分はあまり関係ないけど結構大きい。

Wifiのアンテナが着くようになっています。
とりあえずつけたけど、調べてみると動作が安定しないだのと酷評が見受けられたのでWifi機能は使ってません。
設定が面倒だし、長大な印刷時間中にずっとPCつけっぱなしにするのも馬鹿らしいので、USBを使って出力します。

USBの挿し口は前方にあり、この辺はユーザーのことを考えているなと思いました。

保護フィルムを貼り付けたところ、保護フィルムはガラス製のもので、自動で貼り付いてくれます。
ホコリや気泡が入らないように、、、と思いつつ、端の方にホコリが入ってしまいました。
開封する前に部屋を2回ほど掃除機をかけて空気を入替えて、エアコンを止めて、、としたんですけどダメでした。
普段からもっときれいにしないといけないな、、とはいえ今回は端っこのほうなのであまり気にしません。

プラットフォームの位置合わせを行います。
紙を敷いて、プラットフォーム左右のネジを緩め、ホーム位置で抵抗が掛かるくらいに調整、、、。
となってるんですけど、自分はそこから0.2mmくらい上にあげてます。抵抗というよりもスルっと紙が抜けるくらいに

テスト出力
早速テストで何か出力してみます。
先日、Mk3A2グレネードで作った変換ネジアダプターを印刷してみたら、当然のように問題なく出力されました。

続いてPEQ15型ガンカメラ用の部品も出力
プラットフォームが広いので一発ですべての部品が出力できた^^)

大は小を兼ねると思いつつ、大きなプラットフォームは微細な出力には向いてないのでは?と思ってたけど侮り難し!
素晴らしいプラットフォームだと思いました。
ANYCUBIC Cure and Wash Plus
このモデル用の洗浄機も合わせて購入しました。これもデカい!

洗浄後、プラットフォームから造形した部品をはがします。
初期層の照射時間を長めにしていたのではがすのが大変でした。
使用しているレジンはSIRAYA Techのレジンで Sculpt とTenacious というフレキシブルレジンの混合物を使用しているのですが、22~24秒が適正のようで、30秒ほど照射させてるとけっこうガチガチでした。

洗浄機と並べるとこんな感じ。見慣れると段々間隔が麻痺してきます。

大きいものを出力
後日、こんなものを出力^^)Hk33のハンドガードの出力も余裕でした。
やろうと思えばPEQ2とかも行けそうな気がする。マウントの強度が出せそうにないのでしないけど。

NFEPフィルム
その後、操作に慣れてきたところでFEPフィルムにしわが出来てきたので交換

取付のネジが多いけどこういうことばかりしていると、多少ネジが多くても気にならなくなってくる。
ネジもいいやつを使っていて、中華製品も日々向上してますね!

SIRAYA TechのNFPEへ変更しました。

何が違うって?英語を翻訳してみても原理的なところは良くわかりません
数か月使ってみましたが、耐久性が違いますね。通常FPEに比べてしなやかでしわが出来にくい印象です。
多分交換回数が減るかと思います。、、、多分。

取付はさっきのネジを対角線上に順番に取り付けていくのですが、締め付けは太鼓のような音「ボン」から「ビン!」ってなる手前でやってます。
印刷設定メモ
備忘録として、、
買った当時(2022年3月)はスライサーソフト「CHITU BOX」 がこの機種に対応してなかったので難儀しましたが、4月の後半から対応して使えるようになりました。
Photonに付属のスライサー「WorkShop」はサポート材の生成が思うように使えず、修正するより、最初から自分で1本ずつつけていったほうが早いという、、、。
スライサーはCHITU BOXがおすすめです!
メーカーはSIRAYA Tech 製レジン に統一
Sculpt (耐熱レジン) または FAST (ABSライクレジン) とTenacious(フレキシブルレジン)を5:5または4:6で混合させて出力

という感じで!いろいろ作っていこうと思います。
↓使用したフィルムのAmazon Link
2022年7月記録