先日グロックに市販のFETを取り付けてLipoバッテリーで使用できるようにしたのでFETの使い方はだいたい?わかったつもりでお勉強のため自作に挑戦してみることにした。
20年前に購入したG3A3にて勉強の実験台にします。
FET作成
ネットで調べた情報から近所の電子部品屋とネットで部品を取り寄せて下記部品構成で作成。
- NchパワーMOSFET IRLB3813PBF
- 抵抗 30kΩ と 100Ω
- 放熱器(ヒートシンク)15x25x11mm
- 熱伝導シリコンラバーシート
- 3mmプラネジ(12mm)
- ガラス管ヒューズ MF61NR 250V15A 32mm
- ヒューズホルダー(中継用) MF-520
知ってる知識
オームの法則 電圧(V)=電流(A)×電気抵抗(Ω)
12/1 配線をハンダづけ
FETの端子(左からGDS:ゲート、ドレイン,ソース)
ゲートへ 100Ω 7.4~8.4V=xA×100Ω xA=0.074~0.084A 信号線
G-S 間へ 30KΩ抵抗 なんのためだっけ?G-S間に流れる電流を防ぎ、スイッチングを正常に行うためのものだそうです。
ドレイン モーター行きのマイナスをハンダ付け
ソース バッテリーからのマイナスの配線をハンダ付け
カバーを付ける。各配線が接触しないよう収縮チューブでカバーしておく。
放熱板を付ける。つけなくても大丈夫らしいが、とりあえず。絶縁シートを挟んでM3プラビス12mmで固定。このビスは長いので裏側にはみ出た分はニッパーで切断。
ヒューズをつけた。G3A3はストック内に十分なスペースがあるので防塵に優れた缶ヒューズケースを使用した。
モーターを回してテストを行う。動いたのを確認すると、おお!となってしまう。もう10年以上前から行われている枯れた内容ですが、出来上がるとうれしいね。
モーターにSBDを取付。近所の電子部品屋で買ってきた。でかいな、端子を直接ハンダ付けした。
グリップにはこんな感じ、余裕で入るね。
12/3
その後、ハンダはちょっとした衝撃で取れてしまい、やっぱりねじ止め方式にした。
EG30000を取付ようとしたが一旦中止。
ハイサイクルモーターはピストンクラッシュしやすいとネットで書いてたので、サイクルについてはまた今度挑戦することにして一旦モーターをEG1000にしてみる。
G3のメカボックス ver2への組み付けを検討する。これ、セーフティの位置で電源がカットされるようになっている。
セーフティーでオフになるのは大変便利なのでこれを活かすためにスイッチを加工する。
セレクターに下側の上下の端子がつながってONになる仕組み。
スイッチのセレクタープレート側はこんな感じ。上下の端子がセレクタープレートの端子で通電し、さらにトリガースイッチで通電されてモーターが回る。
スイッチ接触部を確認。20年前に1年ほどメインで使っていたあと、ちょいちょいお座敷で撃ってたので焼けてますね。
メイン電源をセレクタープレートでONにするため、スイッチの一部を加工する。マジックで削るとこをチェックしてニッパーとカッターで切る。
ここにハンダで赤線(プラス)をハンダ付けする。
元々上のトリガースイッチ側のものをハンダを溶かして外し、下に取付る。
配線をおこなう。トリガースイッチ側にFETの信号線(ゲート電圧)をハンダ付けする。赤のプラス配線からの信号をトリガースイッチオンでFETにゲート電圧を送るということ。
組み込みのついでに洗浄してスプリングをM100の強いものに交換してみる。
組み付けたところ
ついでにスコープも載せてみたが、本体に取り付けたのがローマウントレイルで、マルイのイルミネーテッドショートスコープ付属のマウントもローマウントなので、アイアンサイトに干渉する。
試射してみる。まず8.4VNicdで、セミオートのキレが良くなった気持ちがしたが、スイッチへの反応がスムーズになった。
ノンホップで弾速を測ると、、、規制値(0.989J)をオーバーしてしまった!これはいけない。M100では不適だった。バレル(463mm)が長いから初速が出やすいのかな。
スプリングを戻して、再度計測。ノンホップ状態でこの数値、もうちょい欲しいなあ、、、といってギリギリを狙うのはしんどそう。
以上