ネットで掃除機を物色してたら、自作のサイクロン掃除機なるものがあることを知った。ペール缶を掃除機の先につけ、そこから吸引ホースを伸ばし、ペール缶内部でサイクロンの渦を作り、吸引力を持続させるという方法。
作ってみたいなあと思ったが、よく考えたらガレージにも業務用掃除機があったのを思い出し、それを改造したいなと。
サイクロンの効果?
掃除機は10年以上前に1万もしないくらいで購入した乾湿両用の業務用掃除機。当時はサイクロンはダイソンくらいであまり一般的ではありませんでしたので、サイクロン構造ではない。
しかし、本体がドラム状になっておりペール缶みたい。今回この円柱形状を生かしてサイクロンにできないかなと改修を加えます。
まずはその吸い込みの向きを変えてその効果を確認する。余った小さな塗料缶で吸い込み口を作成。
丸い本体に適当につける。隙間はエアコン工事等に使われる粘土パテ(パテというかほぼ粘土。太陽光設置の際に使用して余ったもの)で埋めて、回りをアルミテープをべたべた貼って形だけ作った。
さっそく吸ってみます。アルミテープのおかげで多少荒っぽく扱っても隙間が出たりしてない模様。
吸い取ったゴミを見てみます。なんとなく渦(=サイクロン?)になってます。
吸い込み口の状態。やっぱ形状が適当なので、吸い込み口にゴミが引っ掛かります。
また、内部のフィルターはすぐ詰まります。
その後、エンビパイプなどを突き刺すもののサイズが合わずどうもねえ。、、、、
後日
6/18 フィルターのカバー取付。
吸い込み口でサイクロン状に吸い込まれるのは分かったが、この掃除機は別体でフィルターはなく、ペール缶状の本体内部に円柱型エアフィルターが取付されており、吹き返しのゴミがどんどんフィルターにへばりつき、吸引力が減っていきます。
その原因はフィルターに直接細かいゴミがへばりつくためだと判断し、フィルターにカバーを付けることにした。
その材料(誘導ポール)を準備し、ヤマさんが制作。誘導ポールは円錐形なので適当な長さで切ってサイズを合わせる。
また、誘導ポールはゴムっぽい素材なのでサイズをきつめにすればポン付けできた。
取付たところ。
よく見えないが、フィルターはサイドについている。
吸出し口はエンビパイプのL型をつけようとしたが、内部のエアフィルターに干渉して着かなかった。
そこでもともとついてた吸出し口の取付部分を削って斜め下へ向けて取付。試作でだいたいの吸出し角度が分かっていたのでそれに合わせて角度を決めているかな?
でき上がったところ。
エアフィルターカバーはラッパ型なので周囲のサイクロン部は下へ行くほど加速し、下面から吸い上げるが、中央に集まった細かな粉塵はフィルターのヘッドで跳ね返される?と思いたいオレオレ理論。
試しに吸ってみたところ、エアフィルターへの粉塵のへばりつきが減って、吸引力が落ちず、かなり良好になった。
実用性が数段上がった感じ。木材の粉塵をスイスイと吸い込んでくれる。ヤマさん、そして誘導ポールにありがとう。