カスタムするたびに不調に陥るMP44
組み上げが悪いのか、初速が出ないうえに安定しなかった。
まず、チャンバー周りの気密チェックを行うことにした。バレルとチャンバーとシリンダーとピストン、シーリングノズルを仮につなげ、バレル前方をビニールテープで塞ぎ、ピストンを手で前進させながらチャンバー周りから空気が漏れている「音」を探す。
ピストンを手で押し、しっかりチャンバーにノズルが当たっているのを確認し、給弾口側へ漏れていないことを確認しながら押すと。スースーとチャンバー前方から音が聞こえた。
空気は白いシーリングテープ周りから漏れていた。チャンバーから外すと、取付時に縁に引っ掛かって変形してしまっていた。
ここを取付し直した。
シールし直し後に一旦組み上げて計測すると81→87m/sへ初速が上がった。組み上げ作業は丁寧にしないとダメですね。
ただ、たまに2発同時発射のような症状が出た。初速47のがそういうことかと。
今まで気にもしていなかったが、空打ちするとチャンバーのノズル周りからフワっと風が吹くような感触があった。
カスタム用のタペットプレートは前方のノズルを抑える部分の厚みがノーマルより厚いため、前進位置が足りないのだろう。
実際に組み上げてマガジンを装填するとマガジン給弾口がチャンバー側を前方に押してしまうため、気密確認時にベッタリと押しつけられた状態から1mm程度前方に向かってしまうのを確認した。マガジンの求弾口の位置が1mmほど後方だったらなぁ。
ノズルの前進不足も起こっていたのがはっきりしたのでタペットプレートは標準に戻した。ノズルはほぼ同じサイズだったのでそのまま使った。
初速は少しだけ向上した。スプリング交換のみのちょいカスタム(90m/s以上)に戻るかなと期待してたが、そう簡単ではなさそう。サイクルはEG1000モーターで15発/秒。
とりあえずは実用範囲のスペックかな?
何度か測定してみるとホップ無しからホップ強へいくら回しても初速が下がらない。
これまたなぜか?ワンピーシシリンダの内部の抵抗が大きいため?
シリンダーとピストンの気密がしっかりし過ぎて、シリンダー内の圧力が上がりきる前にチャンバーから弾が押し出されてしまっていると考える。
ちょい流速またはプラシーボ(自己効力の言い聞かせ)の考えかな~。
その後、屋外で試し撃ちを行った。適正ホップで概ね十分な初速が得られたのでこれで使えるかも?
サイクルが以前より上がっているのはモーターをEG30000に変えたため。およそ18~20発/秒くらいであれば十分かな。
モーターがもともとハイサイクル用だからこのまま使い続けるとギヤ抵抗とピストン抵抗が減ってオーバーランからピストンクラッシュするかも。
いろいろ調べたところ、20発/秒くらいまでならクラッシュはしない模様。サイクルをちょこちょこ測って様子を見ながら使い、クラッシュした時はバラせばよい(病気)。
屋外で試射した際の弾道は安定していた。チャンバーの気密が取れたために弾速のバラつき、ホップの掛かり具合が安定したと思われる。
とりあえずこのまま使ってみようと思う。早くサバゲに行きたいなあ。
とりあえずおしまい。