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AnyCubic Photon Mono 6Kの修理

光造形3Dプリンタがついに壊れました。※この記事は最後に広告(Amazon)が含まれます。

グリスの選定ミス

これまで部品の積層痕がひどくなってきて上下動の音がキーキーとうるさくなってきた。

Mk22mod0の試作機づくりで毎日のようにテスト部品を作っていたからかなぁ。

メンテナンスのつもりでボールねじにシリコングリースを塗布。※これが原因

レールの滑りもよくしようとレールにも塗布したところ、、、アームを上下動すると金属音が余計にひどくなった。

塗り過ぎかな?しばらくならせば大丈夫だろうと思って上下動してたらリードスクリューに黒い塊が、、、

アームを軸に固定してぶれをなくすためのアジャストナットが外れてました。

アームを上まで上げてナットのネジを外して分解する。

ネジを外すとアームはするすると下まで落ちるのでアームを支えながら分解する。内部は真っ黒でベタベタで汚い、、、。シリコングリスでさらにベタベタになったようだ。

下側も回しながら外し、洗浄して状態を確認。下側のネジ山が広がって削れてました、、、。

メーカーにアジャストナットがあるか確認すると、在庫があったのでリードスクリューと一緒に速攻で注文する。リードスクリュー側も一部で金属音がひどかったので両方傷んでいるだろう。

ほか、金属レール部にはシリコングリスはダメとのことで、どんなグリスがよいかと聞いたら、金属用オイルスプレーを推奨された。具体的には↓の動画を見てWD-40というスプレーを準備した。

アメリカの万能スプレーで日本で言えばクレ556みたいな感じ。556は乾燥するが、WD-40 は乾燥しないタイプで持ちが良いようだ。

AnyCubicのYoutube動画を参考に調整方法を確認しながら到着を待つ。

交換

部品が届いたので本体を分解して交換を行う。つくりは重厚で昔のパソコンみたい

硬化機とは違い、内部には部品が詰まっている。ライトの部分にゴミが入らないように要注意

傷んだリードスクリューを取り出し

スクリューを交換、きれいなスクリューは見ていて心地よい

取り付けして組み込んでいきます。

レールはきれいに脱脂し、スクリューにWD-30を塗布

アジャストスクリューの取付

取り付け方法は下側を回して途中まで取り付けた後、上側を抑え込んで一緒に回す。

こんな感じで結構きつめにしています。半回転分くらいにしておけば上下にナットが押し合ってくれる。

アジャストスクリューはネジ山の隙間のバックラッシュ(ぶれ)を取るためのものなので、故障前に積層痕がひどくなってきたのはこれが原因だったんだな、、、。

アームを上から通してアジャストナットをしっかり取り付ける。

この後、動画マニュアルのようにレールにWD-40を塗布して2~3回上下動を繰り返しました。

このPhotonMono6KはHk33のハンドガードなどの大物も出力できてお世話になった。

デザインも気に入っているのでまだまだ使いたい。

今回はシリコングリスの塗布がネジ山にとどめを刺してしまったので今後はWD-40を使ってメンテナンスしていきたい。

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2025年6月記録

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